Magnificent View #051
ピナクルズ(オーストラリア)
(C) Theo Allofs / CORBIS / amanaimages
黄色い砂漠に突如現れる数千本もの石柱。この世ならぬ光景である。
ここは、オーストラリア西部のナンバン国立公園。これらの奇岩には、英語で尖塔を意味するピナクルズという名が付けられている。その高さは、大きいものでは5mにもおよぶというから恐るべき迫力だ。「荒野の墓標」なる異名にも納得がいく。
ピナクルズができたのは、少なくとも6000年前にさかのぼると考えられている。かつてこの地に繁茂した樹木が深く張った根によって石灰岩層が侵食され、木々が枯れてからは周囲の地層が風化、搭状となった石灰岩が地面に露出するという経過をたどった。
青空とのコントラストも美しいが、満天の星の明かりで浮かび上がる夜のピナクルズもまたファンタスティックだという。
Column
今日の絶景
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2013.11.20(水)
