古代遺跡や神殿、城、大聖堂、寺院などが次々と登場

中世から形を変えず残る唯一の木造教会であるボルグン・スターヴ教会(ノルウェー)、巨大な日干しレンガで造られたジェンネのモスク(マリ)など、日本ではあまり知られていない名建築も登場する

 現在、一冊の図鑑が、旅と歴史、そして建築を愛する人たちの間で評判を呼んでいる。

 その名は、『世界歴史建築大図鑑』。図鑑の分野では一頭地を抜くクオリティで知られるイギリスの出版社、ドーリング・キンダースリーから刊行された“THE WORLD’S MUST-SEE PLACES”の翻訳版である。

 サイズは天地307mm、左右260mm、そしてフルカラー264ページ。圧倒的なボリュームを誇るこの本には、古代遺跡、神殿、城、大聖堂、寺院など、103の歴史建造物が掲載されている。

 登場する建物のほんの一部を紹介すると、以下の通り。

 ストーンヘンジ(イギリス)、ノートルダム寺院(フランス)、ケルン大聖堂(ドイツ)、サグラダ・ファミリア教会(スペイン)、コロッセオ(イタリア)、アヤソフィア(トルコ)、ギザの大ピラミッド(エジプト)、ペトラ(ヨルダン)、万里の長城(中国)、タージ・マハル(インド)、アンコール・ワット(カンボジア)、シドニー・オペラハウス(オーストラリア)、エンパイアステート・ビル(アメリカ合衆国)、マチュピチュ(ペルー)……。

  日本からは、日光東照宮と東大寺が選ばれている。

 いずれも、一生に一度は訪れたいと思わせる世界各地の名所ばかり。先史時代から現代まで、建築という知的営為がたどった数千年にわたる歴史を追体験することができるだろう。

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2013.11.01(金)