クリスチャン・ボルタンスキーの東京初個展

《アニミタス》(小さな魂)、2014年 Photo:Angelika Markul、Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery

 フランスのクリスチャン・ボルタンスキーは映像、写真、インスタレーションと多ジャンルのメディアを駆使して、センセーショナルな作品を生み出し続けてきた。歴史や記憶といった大きな問題を常に扱い、ホロコーストを想起させる作品は代表作として名高い。

 東京初個展となる今展では、「亡霊たち」というテーマを設定。もうすでに存在しないもの、これから存在するかもしれないものに形を与えようと試みる。

『クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス─さざめく亡霊たち』展
会場 東京都庭園美術館(東京・目黒)
会期 開催中~2016年12月25日(日)
料金 一般900円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。美術、写真、文芸その他について執筆。著書に『写真のフクシュウ 荒木経惟の言葉』(パイインターナショナル)、『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)など。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音夜話」などのイベントも主宰。

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2016.11.26(土)
文=山内宏泰

CREA 2016年12月号
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