バンガローで楽しむ快適なステイ
パプアニューギニアというと、子供時代に見たテレビの影響でしょうか、数世紀前から変わらない未開の秘境という印象が強くあります。実際、伝統的な暮らしを守り、祭典などではプリミティブなマスクや装束を身にまとう、800以上ともいわれる言語のある多民族国家。けれど、ここリセナン島はちょっとイメージが違います。
400×100メートルの小さな1島1リゾートに、シャワー付きの2室1棟のバンガローが3棟と、共同施設のバンガローが1棟の計7室。サゴヤシの葉で葺いた屋根とその幹で編んだ壁、窓枠にはガラス窓のない伝統的なスタイルのバンガローです。
デッキチェアを置いた広々としたバルコニーはくつろげ、パリッとしたシーツやタオルは毎日交換してくれるし、心地よい島暮らしが送れます。エアコンやテレビはないけれど、もはや不要。各棟は20メートル以上離れているので、プライベート感も上々です。
そして部屋の前の木々を抜けると、誰もいない白砂ビーチ。まさに理想的な島です。
2016.10.22(土)
文・撮影=古関千恵子