色彩を際立たせる撮影のコツ その2
「ホワイトバランスは鍵となる色に合わせて」
お気に入りの被写体を見つけたら、ポイントに決めた色に合うホワイトバランス(以下WB)を設定する。
以前の記事で、WBはフィルターのように自由に使うことを教えたが、ここでは被写体の色を忠実に出したいので、目で見た色と同じ色になるようにWBを設定する。
その時に気を付けなければいけないことは、カメラの液晶モニターの明るさ設定である。この設定の明暗が大幅に偏っていると、きちんとした色が把握できない。よって丁度±0に設定しておくとよいだろう。
さあ、どんどん出会った色彩をカメラに収めよう! 食べたソムタム(パパイヤサラダ)の中の赤唐辛子、タイオヤジが運転するトゥクトゥク、メコン川のコーヒー牛乳色、出会った人の笑顔からこぼれた金歯! さあ、色彩の国、タイを楽しもう!
2016.09.25(日)
文・撮影=山口規子