ビールを使った料理にビールで乾杯

白い一軒家レストランには、窓に飾られた赤い花と蔦の緑がよく映えている。

 夕食は、地元の食材にこだわったレストラン、「ホメルホフ」で。ここは、ビールを使った料理でも知られている。2階建ての白くてかわいい一軒家のレストランだ。オーナーシェフのステファーンさんは、いくつかの店で修業した後、故郷のこの地に戻ってレストランを開いたという。

屋内にも蔦が飾られていて、木製の家具が民家のリビングのような温もりを感じさせてくれる。

 先ほど訪ねたセント・ベルナルデュス醸造所のマルコさんも現れた。トマト、オリーブ、ラディッシュをつまみながら、もちろんビールは先ほど試飲したセント・ベルナルデュス!

 メニューには「ブリュワーズメニュー」という項目があり、ビールが使われた料理が並ぶ。そこにはビールの銘柄まで書かれている。カモの胸肉にはセント・ベルナルデュス・トリプルが、シーバスにはカピテル・プリオールといった具合だ。料理に使われているビールと同じビールを合わせて飲んでもいいし、ほかのお勧めのビールを合わせてもらってもいい。

メインディッシュは、シーバスのグリルとカリフラワーのソテーに、ビールを使ったバターソース。この料理に使われているのは、濃厚なカピテル・プリオールだ。

 この日のレストランのお勧めはシーバス。料理に使われているビールではなく、マルコさんの醸造所のセント・ベルナルデュス・トリプルを合わせてみた。

 マルコさんは、何度も日本に行っていて、私が行きたいのに未訪の有名高級寿司店に行ったこともあるのだとか。「日本には美味しい物がたくさんあるし、人もやさしいし、大好きな国です」と、嬉しいコメントをいただいた。

 メインの後はビールに合わせて選ばれたチーズの盛り合わせを。ビールを潤滑油にさらに話が弾む。ベルギーの人々は、ビールそのものもとても愛しているけれど、ビールを飲むことによるコミュニケーションの輪の広がりをことさら大切にしているように思えた。

左:お勧めチーズの盛り合わせ。ビールによく合う! 「ウォール・ストリート・ジャーナル」でヨーロッパのベストに選ばれたことがあるアントワープ郊外のチーズ店のもの。
右:オーナーシェフのステファーンさんは、シェフ歴38年の大ベテラン。地元の食材とビールをこよなく愛するナイスガイだ。

't Hommelhof(ホメルホフ)
所在地 Watouplein 17, B-8970 Watou, Belgium
電話番号 057-38-8024
URL http://www.hommelhof.be/

【取材協力】
ベルギー・フランダース政府観光局

URL http://www.hollandflanders.jp/

Belgian Family Brewers(ベルギー・ファミリー・ブリュワーズ)
URL http://belgianfamilybrewers.be/

KLMオランダ航空
URL http://klm.co.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
https://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight