ハシナガイルカやバンドウイルカに会える!

魚影が濃厚なキミシマ環礁。次回は大物も期待!

 その流れで名付けられた“君”が由来のキミシマ環礁へダイビングに出かけることに。海況が整わないとなかなかいけないハイパーなダイブスポットです。

 透明度は40メートル以上、切り立ったサンゴの壁に花びらを散らしたようにハナゴイなどの赤や黄色の小魚たちが舞っています。ロウニンアジも単体で見かけたけれど、いつもはもっとスゴイとか……。

ダイビング後に現れたハシナガイルカの群れ。あちこちに出没したので、トータル100頭くらい、いたかも!

 そんなキミシマ環礁からの帰り道。なんと、ハシナガイルカの群れが登場! 右に左に群れがあちこちで飛び跳ね、船首に躍り出たと思うとひらりとかわし、遠くできりもみジャンプ!

沈船の富士川丸。船内に入ることができます。

 翌日は、富士川丸という沈船スポットへ。チューク環礁の海底には第二次世界大戦時代の船や飛行機が数々眠っているそう。貨物船だった富士川丸は、食器や便座がそのまま残されつつも、船体全体をソフトコーラルがカラフルに彩り、鮮やかな魚たちが群れている様子はさながら巨大な魚礁のよう。

バンドウイルカも登場。手を伸ばせば届きそうなほど、大接近。

 そのダイビングの帰り道、今度はバンドウイルカが登場。水面下に滑り込むと、彼らの方からやってきて、目の合う距離で見つめ合ったりして。なんて夢のようなひと時。

2016.06.25(土)
文・撮影=古関千恵子