#062 Kosrae Island
コスラエ島(ミクロネシア)
グアムとハワイを結ぶ「アイランドホッパー」でアプローチ
手つかずの自然が広がるコスラエ島。水面下には200種以上のサンゴが生息し、大型の魚たちも頻繁に出没。
かわいい名前や変な名前の場所は、それだけで行きたくなると以前書きましたが、ミクロネシア連邦の4つの島のうちのひとつ、コスラエ島の旧称も、なかなかのポテンシャルを秘めています。
その名も、クサイ島。
小学生男子が喜びそうな名前じゃないですか?
敬虔なプロテスタントが多いコスラエ島。日曜日は安息日。島民は教会へ。
そんなコスラエ島へは、グアムとハワイの合間に浮かぶミクロネシアの5つの島をつなぐ路線「アイランドホッパー」を利用してアプローチします。グアムを飛び立ち、チューク、ポンペイと立ち寄り、コスラエ島へ。路線は続いてクワジェリン、マジュロ、そして終点のホノルルと続きます。この路線がユニークなのは、結ばれている島がそれぞれ強烈な個性の持ち主であること。
玄武岩を積み上げたレラ遺跡。お隣のポンペイ島にも似た形の遺跡があり、コスラエ島の兄弟が空を飛んで行って造ったという伝説が。
アイランドホッパーの島々の中で、コスラエ島の印象は“ミクロネシアの深部”。グアムから徐々に秘境感が高まり、コスラエ島でピークに。やがてホノルルへ向けてアメリカナイズされていくというイメージというか。コスラエ島は自然の濃度がグッと強まった感じがして、どこかミステリアスなオーラに包まれています。
- date
- writer
- staff
- 文=古関千恵子
- category
