バケツ1杯の雨水でシャワーと洗濯を
食堂兼なごみのスペースと、スタッフ部屋。ヤシの木々は物干しに。
ボートで30~40分の移動中、波を越える際に船底から伝わる衝撃と顔を打つ雨粒の痛さにひたすら耐え……。南洋のスコールの洗礼を受け、腰まで海に浸かりながら上陸し、4日間のジープ島滞在が始まりました。
8~9名用の高床式の客室。客室は2棟あります。
客室前のハンモック。ダイビングの後はこちらでのんびり。
スタッフから説明を受けて、またも衝撃。
電気は18~22時のみ、バケツ1杯の雨水でシャワーと洗濯を済ませること。初日はバケツの水の効率のいい使い方がわからず、泡をやや残したままシャワーが終了。「大丈夫か、私?」と不安を抱いたまま就寝。発電のゼネレーターの音がガタンと止まると、まったくの闇が訪れ、波音がやけに近くに感じられました。
ダイビングの合間に立ち寄ったビーチ。干潮だったため、白砂の道が浮かびあがってきています。
ジープ島の周囲にはいくつかの島影を望みます。日本が統治していた歴史があり、その頃は、モエン島を春島、デュブロン島を夏島、フェファン島を秋島、ウマン島を冬島とし、これらをあわせて四季島と呼んでいたそう。月曜島もあり、その背後には一週間の曜日を揃えた七曜島が続きます。他にも十二支や父・母・娘なども、島名にあるとか。
環礁内のビーチ。砂を見ると赤い粒が混じっていて、これはひょっとして、珍しいピンクビーチでは?
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- 文・撮影=古関千恵子
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