御前埼灯台(静岡県)。 永井紗耶子さん。 灯台周辺の海。 ブラントンにより1874年に完成した煉瓦造りの灯台。日本国近代化産業遺産、日本の灯台50選に指定されている。 狭い螺旋階段を灯室まで登っていく。地上から灯火までの高さは約17メートル。 完成当初のレンズはフランス製の回転式一等レンズで、国内初のものだったが、戦争で破損、1949年に復旧工事が行われた。 水平線が広がる。 見尾火燈明堂。 旧官舎を利用した資料館。齋藤正敏さんの解説を受け、燈明堂から近代灯台となり、戦争を経て今に至る歴史をたどる。 灯台の父、ブラントン。 戦後すぐ製造され2003年まで灯室に設置されていた旧回転機械分銅自動巻揚装置。 御前埼灯台。 取材当時、永井さんは『きらん風月』を上梓したばかり。舞台である日坂宿にも立ち寄り、東海道を往来した文化人に思いをはせた。 御前埼灯台は2021年に灯台と旧官舎が重要文化財となった。