銀座の一等地に建つ「ブルガリ銀座タワー」の10階にある「ブルガリ ギンザ・バー」(東京都中央区銀座2-7-12)。ブルガリ ホテルズ & リゾーツのシグネチャーである「ブルガリ・カクテル」や、イタリアン・クラシックカクテルを現代風にアレンジしたカクテルを楽しむことができる。ランチタイムにはカジュアルなランチセットやアフタヌーンティーも。営業時間[月~木・土]12:00~22:30(LO)[金]12:00~23:30(LO)[日・祝・連休最終日]12:00~18:30(LO) ※営業時間は予告なしに変更する可能性があります。詳細は店舗にお問い合わせください。 ブルガリ ギンザ・バーのビバレッジマネジャー・川久保安寛さん。様々なバーの楽しみ方を教えてくれる。「バーのはしごも楽しいですよ。1軒目は軽いドリンクを、2軒目で中くらいのを、最後に重いカクテルを飲む……とコース料理のような飲み方もあれば、逆に同じカクテルを同じ日に異なる店で飲み比べる、という楽しみ方も」 (左から)「ディス・イズ・ノット・ア・ジャパニーズ・ハイボール」、「フレッチャロッサ」、「ストライク・ファースト」全て2,420円(税込/サービス料別)。 バーカウンターにひとりで座るのは初めての経験。「今まで飲んだことのないハイボール。ハイボールは“ウイスキーを炭酸で割ったもの”だと思い込んでいたので、ヨーグルトとウイスキーを混ぜてフィルターで漉すレシピにびっくり。ヨーグルトの香りがするのに味に濁りがなくて、今まで飲んだハイボールで一番おいしかったです!」 先ほどまでの2軒とはちょっと違う大人の表情を見せる河合さん。 「フレッチャロッサ」について。「イタリアの名産品の材料で作るカクテルです。トリノはチョコレートが有名なのでカカオリキュールを。ミラノはカンパリ、ローマのフラスカーティという白ワインにジンを加えます。最後にサレルノという地域で有名なモッツアレラと牛乳をブレンダーにかけてフィルターで漉すと、透明なモッツアレラウォーターができあがります。それらを合わせて作った、イタリアを旅するようなカクテルなんです」(川久保さん) 「カクテルを普段あまり飲まないので、カクテルの楽しみ方を初めて知りました。カカオの香りとワインのフルーティーな酸味、こんなに繊細に重ねられたカクテルはしっかり舌の上で味わいたい。順番に味わっていけるような奥深さがちゃんとあって、カクテルの世界ってすごいのかも……?」 川久保さんとの会話も弾む。「バーテンダーさんの話を聞くのがすごく楽しい。ひとりでバーに行くって、誰と何を話すんだろう? と思っていたんです。でもバーテンダーの方はお客さんと話す時間も計算して作っているような気がしました。バーでお客さんと話す価値も含めて、1杯を提供されているんだろうなあ。ただお酒を料理に合わせて飲むこととは違う、バーでしか味わえない魅力だなと思いました。お酒を中心とした時間、豊かですね」