10月も後半に差し掛かり、いよいよ紅葉真っ盛り。上高地の閉山式は11月15日と、この季節だけの美しさを堪能できる時期もあと少し。澄み切った空気と絶景を味わいにこの秋お出かけしてみませんか。

 自然も文化も含めて、その土地の魅力を堪能するアウトドアトリップを推奨するCREAが提案するのが、長野県松本市。上高地へは車で1時間半ほど、北アルプスの玄関口としても知られる松本市は美ヶ原高原や諏訪湖などへもアクセス良好。町も自然も楽しむアウトドアトリップの拠点にぴったりです。

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国の文化財でもある上高地は、古くから愛された景勝地

 上高地とは北アルプスにある大正池から横尾までの前後約10km、幅最大約1kmの広大な平野のことをいいます。これほどの高度でのこの規模の平野は国内では類を見ず、避暑地や景勝地として愛されてきました。前日、焼岳を登った元バドミントン選手の小椋久美子さん(前篇を読む)。この日はゆっくりと上高地と松本市を観光することに。

 上高地へは通年マイカー規制がされているので、タクシーやシャトルバスで向かう必要があります。松本駅から向かう場合は、電車で新島々駅へ、そこから路線バスやタクシーで向かうのがおススメです。

 古くから景勝地として愛されてきた上高地は、本格的な登山はもちろん、ちょっとした自然散策やキャンプなどが楽しめる他、カフェやホテル、レストランなどが整備されており、さまざまなレイヤーで自然と触れ合うことができます。

 これからの時期の紅葉ハイクは言うまでもなく、夏の平均気温が20度程度となっているので、ホテルや宿などで、ロングステイするなんていうのも贅沢な自然の楽しみ方のひとつ。

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