トーンの違いやリムの有無でも印象が変わる
◆黒いうつわ
白から黒のうつわに盛り替えてみました。こちらも厚みのある、ぽってりとしたうつわで、浅鉢です。フライパンからそのままラフに盛りつけていますが、おさまりがよくて、玉子の黄色も映えますね。
黒も様々な黒があって、漆黒なトーンのものもあれば、ややぼやけた感じの黒もあります。このうつわは黒すぎず、マイルドな感じの黒色がいいですね。盛った感じもやさしくなり、気取らないカジュアルな感じになる。そこが、チャーハンに合うと思いました。
◆リムなしの黒いうつわ
同じように黒の浅鉢ですが、最初の白いうつわ、2つめの黒いうつわにはあったふちの部分、いわゆる「リム」がありません。これだけでずいぶん印象が変わりませんか。エッジのきいた感じになるというか、シャープで引き締まった印象が強くなる。リムがない分をたっぷり盛るのではなく、深さと余白を活かした盛りつけがおすすめ。
リムがあるお皿にチャーハンを盛った場合は、れんげやスプーンが置きやすく、おさまりやすいというよさもあります。
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- 文=白央篤司
撮影=平松市聖 - category
