◆第10位
『ハリー・ポッターと賢者の石』J.K.ローリング
(ランキング上は『ハリー・ポッター』シリーズとして集計)

全世界で4億5000万部を売り上げたシリーズの第1巻。どんなに胸躍るお話なのか、とっても楽しみだね!

 ハリー・ポッターというとても頭のよい男の子(駿台全国模試で10位以内に入るぐらい)が、受験本番直前になって尿道結石に苦しむもののいっぱい水を飲んだらコロッと石が出てきて、無事合格する。おしまい。

◆第25位
『ふたりのロッテ』エーリッヒ・ケストナー

2003年、オリックスの監督として采配を振るった時代の弟、レオン・リー。兄レロンの画像は小社になかったので、みんな各自検索しよう!

 メジャーリーグから助っ人としてロッテ・オリオンズに移籍したレロン・リーとレオン・リーの兄弟が、言葉も文化も違う日本野球界で苦労しながらも活躍する。おしまい。

 続編は『ふたりの西武』。松沼博久・雅之の兄弟投手が同じ球団で頑張るよ!

華麗なピッチングフォームを披露する松沼兄(左)と松沼弟(右)。兄やんは、なぜか、TBSの「クイズ☆タレント名鑑」にやたらと出演していたことも記憶に新しい。

◆第21位
『おちゃめなふたご』シリーズ イーニッド・ブライトン

 おちゃめな双子のレロンとレオンのリー兄弟が異国のロッテ・オリオンズで活躍する。……というストーリーを思い描いたが、この二人はよく似ているものの、別に双生児ではなかった。妄想撤回。違う話をひねり出すことにする。

 宗茂と宗猛がいたずら心を起こし、ゼッケンを取り替えてマラソンに出場したものの、誰も気づかなかった。おしまい。

弟・宗猛(左)と兄・宗茂(右)。瀬古利彦とともに、1980年代前半の日本男子マラソン黄金時代を築いた偉人兄弟。……すいません。よく似ているので説明を間違えました。正しくは、兄・宗茂(左)と弟・宗猛(右)です。

2016.01.31(日)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋