手前に影を作ることで料理に立体感が出てくる

料理の手前に影ができることで、より立体的に見える。

 料理写真が美味しく見えなくなる原因のもうひとつが、自撮りの時と同じで、影をうまく使えていないこと。影が料理の手前にできるようにすることで、より立体的に見えて、きれいな写真となる。撮影する時に、料理にどちらから光が当たっているかを意識するようにするといいだろう。

友だちにお皿を持ってもらって撮影してもGOOD。

 さらに料理撮影のちょっとした裏ワザとして、もし友だちが一緒にいる時ならば、撮りたいお皿を友だちに持ってもらうというのがある。お皿を持ってもらうことで、よりきれいな角度から撮影することができるはずだ。もちろん、このワザを使う時も、目線と影のできかたには注意することがポイント!

 さて、料理撮影について説明したけれど、ちょっとだけ気をつけて欲しいのは、カフェやレストランで料理を撮影する時は、周りの人の迷惑にならないようにすること。せっかくきれいな写真が撮れても、その場の雰囲気が悪くなって、美味しい料理を味わえなくなったら、意味がない。マナーを守って楽しく撮影して欲しい。

『いちばん可愛い自分を写そう♪ スマホでかんたん自撮りテク』

雑誌のグラビアやCM撮影で活躍中のプロのカメラマンがスマホの“自撮り”できれいな写真を撮るためのポイントをやさしく解説。「ピント」や「構図」といった難しい専門用語は一切使わず、撮影現場で使われているテクニックをもとに、「美人に見える影」「モデル風な写り」「動きのあるポーズ」など、「いちばん可愛い自分を写す」コツを説明しています。“自撮り”以外にも、料理や夜景、グッズの撮り方についても紹介。

著・萩庭桂太
発売日:2015年11月27日

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