生まれて初めて口にする、斬新で繊細な味覚の料理

 そんなハワイでのラウンド後のお楽しみといえば、何と言ってもゴルフウェアのままで直行してもノープロブレムの、ハワイ名物ともいえるカジュアルエスニック料理店!! 移民多き国として知られるハワイでは、こんな小さな島とは思えないほど昔から異国文化あふれる多種多様なレストランが存在しております。が、その中でも突出しているのが何と言ってもアジアン料理なのです。

2013年末にサウスキングストリートに現れたミャンマー料理「DAGON」。

 中でも僕のイチ押しは2013年末にサウスキングストリートに突如現れた、ハワイでも珍しいミャンマー料理の店「DAGON」であります!! 

 最初に断わっておきますが、ローカルでも厳しいのに、特に外国人には厳しいことで知られているハワイでのリカーライセンスの取得……ゆえに、未だこの店はBYOB(Bring Your Own Bottleの略で、お酒は持参)でありますので、必ずや忘れずにお気に入りのアルコール類を「ドン・キホーテ」で大量に買い出ししてから行きましょう(笑)。オーナー自ら厳選した、ミャンマー出身のアーティストたちの絵画が飾られたシンプルかつシックなインテリアも心地よく、なかなかのセンスの良さがうかがえます。

 肝心の味の方はと言えば、ミャンマーはタイとインドに挟まれた場所に位置するところから容易にどんな料理か想像がつきそうに思えますが、いやいやとんでもない。ひとくち食べればすぐにそのイメージは崩れることになります。どの料理も、それはそれは斬新で繊細で、いい意味で何もかもが裏切られてしまう。とにかく全てのものが生まれて初めて口にする味覚の料理ばかりなので、初訪問される方はきっと驚かれるに違いありません……。

左:大人気の看板メニュー「Tea Leaf Salad」。
右:「Basil Chicken」。

 女性なら見た目で必ずや大興奮の、発酵させたお茶の葉、ピーナッツ、フライドガーリック、胡麻、ひまわりの種、ハラペーニョ、干しエビ、スプラウト、千切りキャベツなどを混ぜ混ぜして最後にレモンを搾っていただく、いかにも体が喜ぶ大人気看板メニュー「Tea Leaf Salad」からはじまり、安心感抜群のお店リコメンド、「Basil Chicken」。

左:ロコにも大人気の「Burmese Samusa」。
右:マンゴーの甘みが効いた「Mango Shrimp」。

 ポテトとオニオンのバランス感が絶妙な、ロコに大人気の「Burmese Samusa」や、ほんのりとした甘さの中に奥深い大人の味わいが隠れた「Mango Shrimp」!

2015.11.13(金)
文・撮影=小川カズ