パウンドケーキもバラエティ豊か
「シルクロード」は、シルクロードレーズン、クコの実、杏が入ったオリエンタルな香りのパウンドケーキ。卵白だけを使っているので、軽やかな口当たり。優しいフルーツの風味と杏仁の香りが口いっぱいに広がります。「白茶やジャスミン茶が合いますよ」と西田さんがすすめてくれた白毫銀針を飲めば、優しい香りと優雅な風味にうっとり。
「パウンドケーキ」は、次々に種類が変わります。
旬の野菜や果物を使ったものや、しっとり、なめらかな口溶けの「キャラメルオレンジ」やカカオの風味が強い「チョコレートパウンド」なども登場します。
「フィナンシェ」は、アーモンドとバターの豊かな風味が楽しめる自慢のお菓子。甘さは控え目です。
黒に近い濃い茶色をした「サブレショコラ」は、カカオ分が高く、さっくりした食感で香りのいいチョコレートクッキー。
この2つには、紅茶の「金駿眉」を合わせて。気品のある口当たりと、飲んだ後に息に満ちる、やさしくまろやかな甘みが特徴です。「百回飲んでも飲み飽きない」と中国では言われているのだそう。
優しく上品なのに、濃い味わいのお菓子に負けていません。
2015.07.26(日)
文・撮影=そおだよおこ