LOVE:卵スープ、餃子
トロトロ、フワフワの卵スープ&完成度の高いオーソドックスな餃子

目黒|鎮海楼

 憧れの電動アシスト自転車を入手し、都心の陸の孤島と呼ばれる我が家から目黒駅がぐんと近くなった。そこで、ふらりとごはんを食べに行くことも増えたのだが、ようやく何度もリピートしたくなる一店に出会うことができた。

お通しのサラダ。私にも飲みやすい青島ビールがあったので少々。

 予約もせず、ふらふらと空腹だけを抱えて入ったのは古式ゆかしい中華料理店の趣きを漂わせるお店「鎮海楼」。メニューをめくると、どうやら餃子推しのようだ。注文は1個単位ででき、4個からという。初めてなので素直に従おう、と思い、餃子、ごはん、卵スープで夕食とすることに。

 まず、うれしいのがお通し。たっぷりのサラダなのだ。せん切り大根多め、揚げワンタンの皮がクリスピーで、あっさりとした醤油系ドレッシングがかかったもの。胃弱気味の私にとって、スターターの生野菜は欠かせないから、これはうれしい!

焼き餃子。餃子はすべて1個150円+税。

 街の中華屋さんのうれしいところは、腹ペコ客のためにどんどん料理が出てくるところ。餃子も焼けて、早くも登場! 餃子はキャベツベースとニラベースがあり、焼き餃子はキャベツベース。キャベツと挽き肉の合間を縫うように小えびがプリッ。コシのある皮に包まれていて、丸々としている。くたびれていない油で底はカリッと焼き上げられ、側面はなめらかでツルンとしている。とてもオーソドックスなのだが、完成度の高い餃子なのである。

水餃子はなまめかしい美しさとむっちり感。

 あんまりおいしいので、水餃子も試したくなり、4個追加するとまた素早く出てくる。水餃子はニラベースで、うっすらスケルトンな皮の向こうに濃厚グリーンが。深海の美しい生物のようだ。やはり挽き肉とえびが入っていて、丸々としてひと口では食べられない大きさ。水餃子の醍醐味は、やはりひだが重なったところのモチモチっぷりだ。このおいしい皮ならば当然、そこもエンジョイできる。

2015.05.20(水)
文・撮影=北條芽以