ホテル自慢のスパは至れり尽せり
 プールサイドを抜けて、奥に位置するKong Kea Spa。シンプルなつくりに、ちょっとした小物のアレンジでアジアン&温もり感を演出している。
プールサイドを抜けて、奥に位置するKong Kea Spa。シンプルなつくりに、ちょっとした小物のアレンジでアジアン&温もり感を演出している。
このホテルのもうひとつの魅力がスパ。トリートメントルームが6室あり(内カップルルームが2室)、セラピストが8人いるスパは、数あるシェムリアップのホテルスパの中で最も充実している。アンコールの遺跡巡りは神秘的で面白いが、少なからず急な階段を上ることが多いので、いきおい身体はマッサージを欲する。スパの充実度も、ホテル選びには欠かせない必要条件だ。
 ソファに座り、靴を履き替え、お茶を飲みながら、問診票に答えを記入。
ソファに座り、靴を履き替え、お茶を飲みながら、問診票に答えを記入。
 左が施術前に飲むデトックス茶。右が施術後に出してくれるリラックス茶。どちらもクセがなく、飲みやすかった。
左が施術前に飲むデトックス茶。右が施術後に出してくれるリラックス茶。どちらもクセがなく、飲みやすかった。
新しいシグネチャートリートメントということで、全身のスクラブとアロママッサージを受けてみた。このスクラブが優しいわりに、効果てきめんでお肌スベスベ。ドレスアップのひとつもしてみようかという心地にさせる。
使っているのはローカルプロダクトの「ボディア」で、一見カボチャの煮物風のスクラブには、シーソルトとターメリック、レモングラス、オイルが入っているとのこと。ついでにお伝えすると、客室内のアメニティにも使われているここのヘアトリートメントも優れもの。髪がとても柔らか、なめらかになります。
 カンボジア・メイドの「ボディア」のプロダクツ。ナチュラル成分にこだわった、かなり優秀なケア製品とみた。
カンボジア・メイドの「ボディア」のプロダクツ。ナチュラル成分にこだわった、かなり優秀なケア製品とみた。
このボディアというプロダクト、100%ナチュラルにこだわり、シェムリアップ空港内でも免税扱いで商品が買える。実は市内にもスパがあるのだが、こちらの営業は10時~22時。ホテルなら9時~22時まで施術が受けられるし、部屋から直行できてかつそのまま部屋に戻れるのでやはり便利だ。
 プールではあるが、どちらかというと施術後のリラックスルーム。ロングチェアが並んでいるので、ここにてトリートメントの余韻を味わう。
プールではあるが、どちらかというと施術後のリラックスルーム。ロングチェアが並んでいるので、ここにてトリートメントの余韻を味わう。
翌日、フットマッサージとネック&ショルダーマッサージというパーツマッサージの組み合わせも受けてみた。強さ申し分なし。もっと強くも、やさしくもできるというテクニックは、なかなかの熟練ぶりだ。ふくらはぎのマッサージがなかったので、遺跡の階段に悲鳴を上げていることを伝えると、施術終了間際でもヤな顔をせずにプラスしてやってくれた。この辺りのフレキシブルさも素晴らしい。とても心得ているスパなのだった。
 リクエストした汁そば。麺が2種類から選べ、具の相談にも乗ってくれる。野菜多めの注文にもしっかり応えてくれた。
リクエストした汁そば。麺が2種類から選べ、具の相談にも乗ってくれる。野菜多めの注文にもしっかり応えてくれた。
ちなみにレストランの「エンバー」では、メニューにない汁そばのリクエストに応じてくれた。
こんなちょっとのスペシャルが、客の満足度をUPさせるのだろうな。
 カクテルラウンジの「マルティーニ」。タパスをつまみながら夕涼みのできるバーは、メイン棟の2階にある。
カクテルラウンジの「マルティーニ」。タパスをつまみながら夕涼みのできるバーは、メイン棟の2階にある。
 メインダイニングの「サークル」。テラス席も用意されていて、クメール料理のモダンテイストが食べられる。
メインダイニングの「サークル」。テラス席も用意されていて、クメール料理のモダンテイストが食べられる。
Belmond La Résidence d'Angkor
(ベルモンド ラ・レジデンス・アンコール)
所在地 River Road, Siem Reap, Kingdom of Cambodia
電話番号 +855-63-963-390
URL http://www.belmond.com/ja/la-residence-d-angkor-siem-reap/
【日本での予約・問い合わせ先】
ベルモンド予約センター
電話番号 0120-229-800

大沢さつき(おおさわ さつき)
大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:マチュピチュ
 
  Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
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- 文・撮影=大沢さつき
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