4歳の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)が生まれ育った上野動物園を出て半月。中国での様子も少しずつ伝わるようになりました。渡航までの日々を振り返ります。


 1月28日(水)から中国・四川省の雅安碧峰峡基地(雅安基地)で暮らし始めた双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)。中国国外から中国に来たパンダは、30日間以上の検疫が必要なので、この双子も現在、隔離されて検疫中だ。中国ジャイアントパンダ保護研究センターは2月6日(金)夜、「隔離検疫周記(一)」とのタイトルで、双子の様子をWeiboに投稿した。

 それによると、シャオシャオは当初、強いストレス反応を示し、よく歩き回っていたが、新たな環境に少しずつ慣れてきている。レイレイはシャオシャオよりも、環境への適応が早かった。双子はタケノコ、竹、果物などを食べている。主食である竹の採食状況は良好で、排泄も正常だ。双子の状態は落ち着いていて、すでに飼育員にも慣れており、飼育員が動物舎で作業をしても、双子がストレスで歩き回ることはないそうだ。

 さらに、同センターが2月13日(金)に投稿した「隔離検疫周記(二)」によると、双子のストレスは先週に比べ緩和されたという。双子は、午前中は屋外、午後は屋内で過ごしている。飼育員には一層慣れ、簡単なトレーニングにも取り組めるようになった。

 上野動物園での渡航に向けた本格的な準備は2025年12月に始まった。まずは1頭ずつ輸送箱に入る練習。上野動物園から雅安基地まで、手続きなどの待機時間を含むと約17時間かかる。この間、双子はずっと輸送箱の中で過ごさなければならない。

 輸送箱に入る練習は、シャオシャオが2025年12月22日、レイレイが12月29日にスタート。「2頭とも、初回はやや慎重になりながらも問題なく入ってきました」(上野動物園の職員)。

 輸送箱のサイズは、縦×横×長さが約1.4×1×1.7m。双子の姉のシャンシャン(香香)が2023年2月21日、母親のシンシン(真真)が2024年9月29日に上野動物園から雅安基地まで入っていた輸送箱とほぼ同じサイズだ。双子の父親のリーリー(力力)は体が大きいので、シンシンと一緒に帰国する際に入った輸送箱は、この4頭のものより大きかった。

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