VAN CLEEF & ARPELS
ペルレのリング
ヴァン クリーフ&アーペルの代表的コレクションであり、ドットのビーズ装飾が印象的な「ペルレ」。私も大好きで、一番細いタイプのイエローゴールドのリングを愛用しています。実は「ペルレ」に出合う前は、華奢なリングがあまり好みではありませんでした。しかし、「ペルレ」をつけたとき、繊細だけれど立体的で独特の存在感と、リングの放つ艶で手が優雅に見えることに感激。一瞬で虜になり、今では肌身離さずつけています。
日本人は、リングを決まった指にはめる方が多いのですが、この「ペルレ」は違う指にはめたり、レイヤードしたりとつけ方で遊んでほしいアイテムです。今回の提案のように1本ずつ3本の指にはめるとモード感が出せるし、数本を重ねれば華やかにも。どんな服にも似合い、寝ているときにもつけていられるほど軽やかと、まさにスキンジュエリーとして理想のリング。洋服を何着か買うのをセーブしてでもこのリングに投資してみる価値がある……そう断言できる「大人のための華奢リング」です。
「ペルレ」のリングは、地金の色、太さ、ダイヤモンドの有無、装飾などのバリエーションが豊富。1本でもいいし、数本をレイヤードしても素敵。と、何通りにも楽しめるところが人気の理由。好みのデザインを少しずつ買い足していく楽しみも。
伊藤美佐季(いとうみさき)
ジュエリーディレクター。30代でイタリアに遊学、帰国後スタイリストに。ジュエリーや洋服のスタイリングのほか、ジュエリーに関する講演なども行う。
Column
伊藤美佐季のジュエリーのある人生
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2014.07.17(木)
撮影=生田昌士(makiura office)
スタイリング=伊藤美佐季
ヘア=HIROKI(W)
メイク=津田雅世(mod's hair)
モデル=Kat O'Brien
構成・文=湯澤実和子