BVLGARI
ブルガリの「ビー・ゼロワン」コレクション
「ビー・ゼロワン」リング〈人差し指〉(PG×ブラックセラミック) 135,000円、〈中指〉(PG×ホワイトセラミック) 155,000円、〈薬指〉(PG×ブラックセラミック) 155,000円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン) ※PG=ピンクゴールド
名門ジュエラーには、時代を超越するデザインのアイコニックなジュエリーがあるものですが、ブルガリの「ビー・ゼロワン」もまさにそんなコレクションのひとつです。
私は、不変の美を誇る定番的なジュエリーをつけるときにこそ、「どうつけるか」にこだわるようにしています。ステディとして毎日つけられるようなジュエリーの場合は、個性を出すために、つけかたで遊ぶのです。
「ビー・ゼロワン」ピアス〈左耳〉(PG×ホワイトセラミック) 265,000円(両耳の価格)、〈右耳〉(PG×ブラックセラミック) 265,000円(両耳の価格)/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)、トップス 141,000円、パンツ 113,000円/クレージュ(TFC)
「ビー・ゼロワン」にはさまざまな種類が出ていますが、セラミックのモノトーンのシリーズを見たとき、地金とは異なる新鮮な印象を持ちました。そして印象が違う2種類、ブラックのクールな潔さとホワイトの知的な気高さ、双方をミックスできたら面白いなと思ったのです。
黒と白でリングを合わせたり、ピアスなら左右あえて違う色をつけた今回のスタイリングは、そんな発想から生まれたもの。いつも身につける定番のジュエリーだからこそ、時にあしらいかたを変えたり、冒険したりすることで自分らしさを表現するといいと思います。
ブルガリの代表作でもある「ビー・ゼロワン」。ローマの建築物にインスパイアされたという螺旋状のラインを、イタリアらしくモダンに仕上げたデザインに、エターナルな美が宿る。こちらはブラック&ホワイトのセラミックを使用。
伊藤美佐季(いとうみさき)
ジュエリーディレクター。30代でイタリアに遊学、帰国後、スタイリストに。ジュエリーや洋服のスタイリングのほか、ジュエリーに関する講演なども行う。
Column
伊藤美佐季のジュエリーのある人生
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
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- staff
- photographs=Masashi Ikuta(makiura office)
styling=Misaki Ito
make-up=Itsuki
hair=Takayuki Shibata
text=Miwako Yuzawa - category
CREA 2017年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

