BVLGARI
「ビー・ゼロワン」のバングル
リング「ビー・ゼロワン パーフェクト ミステイク」〈指先側から〉(PG×YG×WG) 230,000円、(PG×WG) 230,000円、ブレスレット「ビー・ゼロワン」〈手側から〉(PG) 680,000円、(PG×ダイヤモンド) 1,390,000円、(WG) 690,000円、(YG) 680,000円、(WG×ダイヤモンド) 1,400,000円／ブルガリ(ブルガリ ジャパン) ※PG＝ピンクゴールド、YG＝イエローゴールド、WG＝ホワイトゴールド
腕を露出する機会が多くなる夏は、手元のお洒落が楽しい季節。今季、私が挑戦したいなと思っているのが、手元で何色かのゴールドをミックスさせるコーディネートです。
ブルガリの「ビー・ゼロワン」のバングルは、手首にフィットする楕円形のシンプルなフォルムで、地金のみ、ダイヤ入りなど、同じデザインでも種類が豊富に揃っており、夏の手元に欠かせない存在。どうしても肌が乾燥しがちになる大人の腕に、美しい艶を放つ「ビー・ゼロワン」のバングルをすると、途端に肌が生き生きと見えるのです。
ドレス 353,000円、ロングスカート 185,000円／ソニア リキエル(ソニア リキエル 青山店) サンダル 41,000円／パロミタス(ロンハーマン)
ゴールドの色は、同じ色で揃えるのが好きな方もいると思いますが、私はミックスするのが今の気分です。数色をグラデーションさせることで色の違う光が鏡面のように反射し、肌に美しい陰影を作ってくれます。
ゴールドは、点で煌めくダイヤモンドの光とは異なり、面で輝くので、モダンな印象に仕上がるのも魅力。もちろん、地金のバングルにダイヤ入りのものをミックスしていけば、更に複雑な光が交錯し、深みが増していきます。ゴールドが放つモダンな艶感は、夏のお洒落を美しく進化させてくれるのです。
コロッセオのデザインにインスピレーションを受けた「ビー・ゼロワン」コレクション。上下には優雅な曲線が施され、ほんの少しくぼんだセンター部分が立体感のある輝きを放つ。側面には、さりげなくロゴがあしらわれている。一本ずつ買い足していくのも愉しみ。
伊藤美佐季(いとうみさき)
ジュエリーディレクター。30代でイタリアに遊学、帰国後、スタイリストに。ジュエリーや洋服のスタイリングのほか、ジュエリーに関する講演なども行う。
Column
伊藤美佐季のジュエリーのある人生
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2016.05.16(月)
photographs＝Masashi Ikuta(makiura office)
styling＝Misaki Ito
hair＝KOTARO for SENSE OF HUMOUR
make-up＝ITSUKI(SIGNO)
model＝Petra
text＝Miwako Yuzawa
CREA 2016年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2016年6月号
がんばりたくない人のための
だらだらリラックスのすすめ。
定価780円
