ベストドレッサーはマリオン・コティヤール?
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ようこそ、カンヌ映画祭へ!
カンヌといえば、やっぱりファッションも見どころ。前回とりあげたケイト・ブランシェットと甲乙つけがたいベストドレッサーだったのが、マリオン・コティヤール。記者会見ではマルタン・マルジェラの個性的なドレスだったんだけど、実はこれ、マイクロ・ミニで、きれいなお御足も見せてくれていたのだ。映画だといつも少し憂いのある表情を見せることが多いけれど、本人はとても快活で、かわいらしい。レッドカーペットでは、ディオールの白いシフォンドレスで、まったく違うイメージだった。
マリオンは、カンヌですでに『ある子供』『ロゼッタ』で最高賞を2度受賞している、ダルデンヌ兄弟の『Two days, One night』に主演。工場を解雇された女性の奮闘と苦悩を全身で体現していて素晴らしく、てっきり女優賞は確実かと思いきや、ジュリアン・ムーアにさらわれてしまった。
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確かにジュリアンも、デヴィッド・クローネンバーグの『Maps to the Stars』でハリウッドセレブをどぎつく演じて、さすがではあった。そんなジュリアンは、昼間はニナ・リッチのシックなワンピース。夜のレッドカーペットではシャネルのドレスで妖艶さを発揮していた。
2014.07.02(水)
文・撮影=石津文子