クロエ・グレース・モレッツのへそだしルックがかわいい!

そのシャネルは、オリヴィエ・アサイヤスの『Clouds of Sils Maria』に全面協力。スイスを舞台にヨーロッパの大女優ジュリエット・ビノシュとその秘書クリステン・スチュワート、そしてハリウッドの若手女優クロエ・グレース・モレッツが対決するという現代版『イヴの総て』で、映画の中でもカンヌでも、女優たちはシャネルで統一。

特にクロエ・グレースちゃんのへそだしルックはかわいらしかった! はつらつとしたシャネルもいいものね。水色のネイルもとってもお似合い。翌日インタビューもしたんだけど、日本に行ったときのあまりの過密スケジュールぶりにびっくりした話を目をクルクルさせながら話してくれて、これまた楽しかったわ。しかし、『(500)日のサマー』では男まさりの小学生だったクロエちゃんが、いまやこんなにシャネルの似合う17歳になったんだもの、時が経つのは早いわねえ。

最近はファッションブランドが全面協力する映画が多く、中国の俳優兼監督チアン・ウェンの『Gone with the Bullet』ではジョルジオ・アルマーニが1930年代の上海を彩る衣装を提供。そのお披露目パーティーにちょっとお邪魔させていただいた。映画は年末に中国公開で、金城武&長澤まさみの『太平輪』の対抗作。カンヌは、中国の大作映画のお披露目合戦の場にもなっているのだ。


石津文子のカンヌ映画祭追っかけ日記2014
2014.07.02(水)
文・撮影=石津文子