美食都市マカオで必食、コンテンポラリーポルトガル料理の美味しさに感激

 交易都市として栄えてきたことから、ポルトガル、中国、さらにアジア各国の食文化が豊かに交差するマカオ。古くから美食の都としても知られています。

 ミシュランの星付きレストランも数多く、その密度は世界有数。そして、この街のガストロノミーを常にリードしてきたのが、「リスボア」ブランドを率いるSJMリゾーツです。

 これまでもマカオ初となるミシュラン3ツ星レストラン「ロブション オ ドーム」を手がけるなど、美食へのこだわりはほかのリゾートとは一線を画します。

 滞在中にぜひ訪れたいのが、まさに旅の目的となるデスティネーションダイニング「メーザ バイ ジョゼ・アビリス」。満足度の高い上質なコンテンポラリーポルトガル料理を堪能できます。

 レストランがあるのは、世界にただひとつしかないホテル「ザ カール・ラガーフェルド」の3階。

 ファッション界のレジェンド、カール・ラガーフェルド氏がデザインを手がけた空間で、マカオ屈指と称賛される美味を味わうのは、まさに唯一無二の体験となります。

 レストランに到着したら、まずは「メーザ バール」でアペリティフを。

 2024年に開催された国際バーテンダー協会によるコンペティションで、世界チャンピオンに輝いたミクソロジスト 馬銘康(フレデリック・マー)氏が率いる華麗な空間で、とびきり上質な一杯を味わえます。

 魅惑のカクテルに心弾ませたあとは、いよいよダイニングへ。未体験の美食への期待に胸が高鳴ります。

 ポルトガル語でテーブルを意味する「メーザ」。その食卓には、フォーブス トラベルガイドのファイブスターをはじめ、数々のアワードを獲得する美味が続々。

 洗練されたポルトガル料理に、マカオの重層的な食文化を反映させた一皿一皿には、新しい食の喜びが詰まっています。

 この日、味わったのは全6品からなる「テイスティングメニュー」。

 まずは、ポルトガルのスパークリングワインとのペアリングでアミューズの小品を味わい、すっかり気分は高揚。続いて登場した前菜の華やかな演出に、おもわず「わぁ」と嘆声……。

 魚料理は、タラバガニやキャビアなど高級食材を取り入れたスペシャリテ「シーフードライス」。ポルトガルの伝統料理をメーザ独自の美意識でラグジュアリーに表現した逸品です。

 メインの肉料理は、和牛サーロイン。南欧伝統の仔牛の足とひよこ豆の煮込みを添え、やわらかでジューシィな和牛との新たな旨みのマリアージュを実現。

 合わせたワインは「SO₂ FREE(酸化防止剤無添加)」の自然派ワイン。めくるめく美味に感激です。

 コースの締めくくりは、遊び心あふれるスウィーツを薫り高いポルトガルのデザートワイン「アランブル20年」とともに。

 世界各国から訪れるゲストを魅了するマカオの美食。「グランド リスボア パレス リゾート マカオ」は、ダイニングデスティネーションとしても注目なのです。

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