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#5 ライトな質感で差をつけるニュアンスボブ

 ベースは、あご下3~4cmの平行ラインボブ。ベースにラインは残しつつも、レイヤーや顔まわりのデザインでニュアンスを作った、ライトな質感がポイント。

 トップの鉢上に軽くレイヤーを入れて表面の立体感と毛先の厚みを少し減らしつつ、ラインは残してボリュームは内側のセニング処理で調整。

 顔まわりは、目にかかる長さから、あごラインにかけて切り込み、シャギーのようなニュアンスを作り、パラっと散らす。

 ラインというより、パラっとした先細りな毛先でニュアンスを出すことで、ほどよいモード感がありながら、女性らしさも演出したスタイルです。

スタイリングのポイント

 毛先のみ、軽くストレートアイロンで外ハネを作る。ヘアバームを手になじませてから、髪全体にわしゃわしゃとラフに揉み込む。最後に顔まわりや毛先を軽くつまんで、束感やニュアンスをメイクしたら完成。

クセ毛の人が“失敗しない”ポイントは?

 ライトな質感がポイントとなるので、思い通りのニュアンスを作るために、クセが強い人は、ストレートパーマや髪質改善トリートメントなどで調整してからカットをするのがオススメです。

このヘアスタイルを担当したのは……

Srawディレクター・柳 亜矢子さん

カットベースを活かした再現性の高い、"服が似合う髪"をテーマにデザイン。さりげなく作り込みすぎないのに、お洒落感を出せるスタイル提案が得意。ヘアケアブランド「TAU」のディレクションも手掛ける。
Instagram @ayakoyanagi

[協力]Sraw

https://brooch.jp/sraw

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2025.10.04(土)
文=松原 彩