この記事の連載

#2 フラットラインで魅せるコンパクトボブ

 ベースは、襟足ギリギリラインでカットした平行ボブ。まずしっかりラインを決めて、ウェット時に後頭部下半分の内側で毛量調整をして後頭部の丸みを作る。ドライ後、サイドやバックのボリュームや広がりをセニング処理で調整。この時、毛先の厚みは落とさず、中間の厚みを取って、フラットな質感にするのがポイント。

 鼻下のラインで薄くパラっと落ちる長めの前髪を作って、顔まわりにニュアンスをつけることで、ワンレンより今っぽく、クール過ぎない印象のボブに仕上がります。

スタイリングのポイント

 ハンドブローやブラシ、ストレートアイロンで髪をフラットに収めるだけでOK。カットラインやシルエットをより映えさせるために、仕上げにヘアオイルを手櫛でなじませてツヤ感をプラス。最後に、前髪にもヘアオイルをなじませ、パラっと散らして。

クセ毛の人が“失敗しない”ポイントは?

 毛量に関係なく楽しめるスタイルですが、かなりクセが強い人はストレートパーマを、少しクセがある人は、髪質改善効果があるトリートメントでボリュームを抑えてからカットをすると、フラットなラインが際立ち、洒落感がアップします。

2025.10.04(土)
文=松原 彩