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 夜な夜なマンガに夢中になる大人が急増する中、2022年に誕生した「CREA夜ふかしマンガ大賞」。眠りにつく前の自分だけのひとときに、ページをめくりながら癒され、息を呑み、泣いて笑って――。第4回となる今年も、日常のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれる名作が揃いました!

 今回は、マンガ編集者が選ぶベスト10のほか、マンガを愛する著名人の方々に“個人賞”を選んでいただきました。ここでは、お笑いトリオ・パンサーの菅良太郎さんがイチオシする「菅賞」作品を紹介します。


菅良太郎さんが「夜ふかしマンガ大賞に推薦するマンガ」

◆『雷雷雷』ヨシアキ/小学館

 人類がエイリアンとの戦いに勝利してから半世紀。父親が残した借金返済に明け暮れる市ヶ谷スミレ(18)は、ある日いきなりUFOにさらわれて身体を魔改造されてしまう。エイリアンに代わる新たな脅威に立ち向かうSFアクションコメディ。

「王道少年漫画かと思いきやそうでもない独特の読み口が好きです。魅力的なキャラばかりでカッコよさとコミカルさのギャップもよい」

◆『絵師ムネチカ』さそうあきら/双葉社

「どんな漫画と聞かれたら説明が難しいがとにかく引き込まれる不思議な話。この先どんな展開になっていくのか目が離せません」

◆『全部救ってやる』常喜寝太郎/小学館

「命についてすごく考えさせられる漫画。生き物の命を愚直に全力で救いにいく姿勢が凄い。とても丁寧に取材をされているんだろうなと思います」

2025.10.15(水)