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 9月19日(金)公開の映画『男神』で、スクリーンデビューを果たす岩橋玄樹さん。

 本作は、日本の伝統美に潜む狂気と、家族に襲いかかる恐怖を描いたホラー映画。原案は、YouTubeの人気チャンネル「怖い話怪談朗読」で朗読され話題を呼んだ一編で、映像化が待ち望まれていた注目作だ。

 後篇では、実はホラー映画好きという岩橋さんに、俳優業、アーティスト活動についてはもちろん、プライベートの趣味についてもインタビュー。

【前篇】「昔より強く責任を感じるように」岩橋玄樹(28)が明かす“ひとり”になって変わったこと<ホラー作品でスクリーンデビュー>


ちょっとグロテスクな感じの作品も好きです

 

――映画『男神』の原案のYouTubeもご覧になっていたと言われてましたが、ホラー映画などを観るのがお好きなんですか?

 心霊系のものはけっこう見ますね。最近だと映画『呪怨』の新しいものも見ましたし、Netflixで過去のシリーズを見直したりもしました。海外のSFも好きですし、ちょっとグロテスクなものも見たりします。以前『ムカデ人間』って映画があったんですけど、そういう感じで作られたセイウチ人間みたいな話の映画『Mr.タスク』とか、そういうB級ホラーも好きなんです。

――それとはまた別で、ご自身がこれから出たい作品はどんなものですか?

 純粋にやりたいのは青春もの、恋愛ものですね。今年出演したBLドラマ「恋愛ルビの正しいふりかた」もそうだったんですけど、日常生活が描かれたものって「日本らしいな」と思ったりするので、見ていても落ち着く人もいるんじゃないかと思って、そういう作品に出たいですね。

 もしまたホラー映画に出るんだったら、本当にハチャメチャで振り切った作品にも出てみたいとも思います。今は、やれるんだったらなんでもやりたい気分です。逆に、自分に近いキャラクターのものは難しいのかもしれないなと思うところもあります。

――それはどうしてですか?

 人見知りっぽい役とか、中性的な感じの役は、自分に近すぎて演じるのが難しかったかもしれないなっていうことは今までの経験上、ありました。それは、自分と役の区別がちゃんと付けられないからっていうことがあるのかな。自分とは全くかけ離れた役をやるほうが、やりやすいイメージはあります。

2025.09.19(金)
文=西森路代
写真=平松市聖
スタイリング=河田威尊
ヘア&メイク=村澤柚香