アミノ酸は運動する人だけのものではない!

河内 脳の神経伝達物質の原料もアミノ酸です。記憶力の衰えを感じている方にもアミノ酸はおすすめです。認知機能の一つの注意力などを維持することが知られています。
スー アミノ酸はアスリート並みに運動をしている人のものという印象があるけれど、違うんですよね。アミノ酸はみんなに必要なもの。ここ、重要!
堀井 ドラッグストアでも、アスリート専用みたいな棚に並んでいますからね。アミノ酸というのは運動をしない私でも、こんなに気軽に摂っていいものなんだ、と最初は驚きました。
スー 厳密に言えば、アイテムごとにアミノ酸の構成は少しずつ違うんだけどね。例えば女性向けでバランスよく配合されているものから飲み始めてみると、これまでいかにアミノ酸が不足していたかを実感できるはず。
河内 カラダを作っているたんぱく質は20種類のアミノ酸からできていて、そのうちの9種類は体内で合成のできない「必須アミノ酸」と呼ばれるものです。これらは食物として摂取するしかありません。
堀井 日々の食事で足りない分は、サプリなどで補うといいんですね。
スー 昔、20代前半の頃にフィッシュコラーゲンが流行って、美容意識の高い友達が飲んでたの。摂取してアミノ酸に分解されたら、体の不足しているところに使われるんだけど、20代なんて肌はピチピチで元気だから、フィッシュコラーゲンの行き場がなくて、爪だけがグングン伸びるの(笑)。人体ってすごいな! と思った。
堀井 50代の今は足りないところだらけで、摂っても摂っても追いつかないかもしれないですよね。
スー そう! だからこそ、習慣的に摂り続けることが大事なのよ。
河内 水分不足は喉の渇きが教えてくれますが、アミノ酸不足のサインは自覚しにくいんです。私の場合、今日はハードな一日になりそうだと思ったら朝から摂りますし、会議が続いて頭がボーッとしてきた時や夕方からもう一踏ん張りしたい時、飲み会の前や後、いろんなタイミングで摂って、アミノ酸が不足しないようにしています。
スー 私もアミノ酸を何種類か袋に入れて、常に持ち歩いてる。
堀井 スーちゃんは大きな鞄からアミノ酸を出して、自分でも飲んでるし、必要な人に配ってますもんね。私は小さなバッグしか持ち歩かないんですが、今日は体力勝負だなという日は、1つ2つ入れるようにはしてます。
スー そう、美香ちゃんのバッグは小さいけど、アミノ酸の1つや2つなら入るはず!
40点の毎日を70点に底上げ!
――カラダについて、今後これだけは絶対にキープしておきたい、ということはありますか?
堀井 自分の脚で歩くことと、自分の頭で考えること。この2つを維持したまま歳を重ねたいなとは思います。
スー 私も歩くことは大事だと思っていて、あとは、何歳になっても自分の口から栄養を摂り続けること。この2つですかね。
河内 調子が悪いと気力が削がれてしまうので、歩いてどこかへ行こうというやる気を維持するためにも、調子を整えておくことが本当に大事です。
スー 差し入れでいただいたアミノ酸をラジオのスタジオ前に置いておくと、毎回、すぐになくなるんですよ。
堀井 きっと皆さん、アミノ酸を摂っていい調子を感じた経験があるからこそ、次も手に取るんでしょうね。
河内 40~50点で日々過ごしているのが、100点とはいかずとも70~80点になったら、かなり快適ですからね。
スー 体の根本を考えたら、疲れや不調にはアミノ酸一択! これは絶対だから、みんな私を信じて!!
2025.06.13(金)
文=今富夕起
撮影=尾身沙紀(io)
スタイリング=佐藤里沙(BE NATURAL)
ヘアメイク=藤原リカ(スーさん/Three PEACE)、yumi(堀井さん/Three PEACE)
CREA 2025年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。