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人間は汚いじゃないですか

 どこかな……もう、全部。この子たちって、嘘がないですよね。嫌ならやらない、自由、今食べたい、今遊びたい、みたいなのが素直だなと思って惹かれます。この自由さに本当に憧れますし、私自身もこうなりたい。人間は汚いじゃないですか。自分も汚いなぁと思うときがあるので、そういうとき、特に猫はすごいなぁと思います。

――自由な感じは、どことなく円井さんのイメージに通じる気もしますが、ご自身のことを猫っぽいと思うときもありますか?

 言われてみれば、性格はそうかもしれないですね(笑)。家族にはよく「めんどくさい」と言われます。「さっき泣いてなかった? なんで今もう笑ってんの」みたいな感じで、昔から気分屋なところがあるんです。笑った、泣いてると思ったら寝てる、みたいな。そういうところは猫に似ているかもしれないです。(つづきを読む:「さらば青春の光」事務所の猫も円井さんが保護した子…保護猫活動を語る後編へ

円井わん(まるい・わん)

1998年生まれ、大阪府出身。ドラマ「全裸監督」、「不適切にもほどがある!」、朝ドラ「虎に翼」、映画『映像研には手を出すな!』、『東京リベンジャーズ』、『バジーノイズ』など数々の話題作に出演。

次の話を読む「ザ・森東の猫、“専務”もわたしが保護した子なんです」俳優・円井わんが保護猫活動を通して猫の幸せのために願うこと

2025.02.22(土)
文=赤山恭子
写真=円井わん