この記事の連載

 ドラマに映画に話題作への出演オファーが絶えない松下洸平さん。今年1月には、およそ7年ぶりというミュージカルにも挑むそう。俳優として、そしてシンガーソングライターとしてもマルチに活躍されている松下さんに、日々の過ごし方や気持ちの切り替え方法を伺いました。


植物と会話をしてリフレッシュ

――2024年は、ドラマに映画にと引っ張りだこで、さぞお忙しかったのでは。目まぐるしい日々を送る中で、どのようにリフレッシュされていますか。

 とてもありがたいことなんですが、仕事が詰まってくるとどうしても自宅とスタジオの往復ばかりになってしまって、外で深呼吸をする時間もなくなってしまう。そんな生活が続くと息が詰まってしまうので、最近は植物に囲まれながら暮らすようにしたんです。

 自宅のベランダに大きな植木をたくさん置いてジャングルみたいにしています。一息つける場所があると、それだけで心が休まるようになりました。ベランダに椅子を置いてのんびり過ごしたり、朝は「おはよう」って声がけもしますよ(笑)。

 相変わらず、友人らと出かけたりすることも好きなんですが、何も考えずにぼけーっとしている時間も等しく愛おしく感じています。

――俳優として、そしてシンガーソングライターとしてもマルチに活躍されていますが、好きなことを仕事として続けていくために心掛けていることはありますか。

 なるべくマンネリ化しないように、バランスよくスケジュールを組んでいるので、飽きずに続けられています。現場が変われば、雰囲気もまた異なりますし、新しい出会いもある。そういう環境で続けられていることをとても恵まれているなと感じます。

 でも、好きなことを仕事にしたはずなのに、気づいたらつらさを感じてしまうことって、ありますよね。もちろん僕にもそういう時はあります。基本は「仕事ってそういうもの」と思っておくのが、続けていくコツなんじゃないかなと最近気づき始めました。そもそも、仕事は大変だしつらいものだと頭に入れておく。

 それでも続けて頑張っていると、ときどきご褒美がふってきて、「やってよかった」と思える瞬間が必ずやってくるんです。その瞬間のためにみなさん、一緒に頑張りましょう!

2025.01.21(火)
文=高田真莉絵
撮影=深野未季
スタイリング=丸本達彦 
ヘア&メイク=KUBOKI(aosora)