「ブロッコリーソースとベーコンのパスタ」の作り方

 下ごしらえは、ベーコンを1.5センチ幅程度に切ることだけ。切ったベーコンと他の材料すべてをフライパンに入れてください。さあ、強火にかけて沸くまで待ちましょう。この間にスパゲティのお湯を沸かしておくと後がスムーズ。

 ぐつぐつ沸いてきたら……。 

 フタをして、強めの中火にして4分煮ます。

 4分経ったらふたを開けます。このとき、熱い湯気に注意!

 そしてフォークなどでブロッコリーを軽く押してみてほしいのですが、ここでも汁はね注意! ですよ。少し冷めてからやると安全。フライ返しなど、柄の長いものでも代用OKです。ブロッコリーにちょっと力を入れて、グニュッとつぶれるようなら加熱完了。まだかたければ、ふたをして1~2分ほど中火にかけてください。

 ブロッコリーをすべてつぶしたら、袋の指示どおりに加熱したパスタを加えて、また中火にかけ全体をよくからめましょう。

 さあ、完成です。好みで黒こしょう少々、オリーブ油をひとたらしでさらにおいしい。さっぱりしつつ、結構食べごたえありますよ。ブロッコリーって独特のコクと旨みがあるのが魅力。ベーコンはハムやウィンナーでもいいし、アンチョビに替えてもおいしく出来ます。ミニトマト数個を加えるとさらにうま味も野菜量もアップ。

 あ、ベーコンは残ったら冷凍できますよ。すぐに使わないようなら冷凍して、また次回使ってくださいね。

 パスタ1人前、写真右のが便利で最近よく使っています。「マ・マー」シリーズの、ちょっと短くて小鍋でも煮えやすく、3分で煮上がるのが手軽でうれしい。写真左は生タイプで、これまた小鍋で煮られて2分でOK。料理は週末たまにするぐらい、という人は使い切りやすいものが便利ですよね。

 寒い時期も本番、どうか風邪などひかれませんよう。また来月、お目にかかります。

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)、『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)がある。
https://www.instagram.com/hakuo416/

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Column

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2025.01.18(土)
文・撮影=白央篤司