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海と大地の恵みを新潟のワインとともにいただく

ディナーの前に供される食前酒とフィンガーフード。
ディナーの前に供される食前酒とフィンガーフード。
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葡萄の枝や葉と一緒に炭火焼きした真鴨。
葡萄の枝や葉と一緒に炭火焼きした真鴨。

　ディナーはスープから始まる9品のフレンチコース。メインの肉料理は、ぶどうの枝葉を燻して香り付けするなど、ワイナリーらしい料理を意識しているという。

ワインペアリングは6グラス6,600円。写真は冬のディナーの一皿で、あんこうのフィレと煮凝りに、酸味をきかせたあんこう出汁のソースを添えて。ミネラルと果実味をたたえたアロマティックなワイン「アルバリーニョ」と見事に呼応。
ワインペアリングは6グラス6,600円。写真は冬のディナーの一皿で、あんこうのフィレと煮凝りに、酸味をきかせたあんこう出汁のソースを添えて。ミネラルと果実味をたたえたアロマティックなワイン「アルバリーニョ」と見事に呼応。

　味わい豊かな6種のグラスが楽しめるワインペアリングもぜひ。

ジャズのように自由な発想で造ったどうぶつシリーズや、クラシック音楽のように骨格のあるワイン「サブル」など。
ジャズのように自由な発想で造ったどうぶつシリーズや、クラシック音楽のように骨格のあるワイン「サブル」など。

　漁師から直に買い付けたあんこうは「アルバリーニョ」で味わい、新潟ジビエの代表格・真鴨は砂地という名のワイン「サブル」を合わせて。

春のコースより、新発田産のグリーンアスパラガスと鮮魚のエチュベ。アスパラガスをエチュベ（蒸し煮）にして爽やかなヨーグルトとハーブのソースで。
春のコースより、新発田産のグリーンアスパラガスと鮮魚のエチュベ。アスパラガスをエチュベ（蒸し煮）にして爽やかなヨーグルトとハーブのソースで。

　潮風にあたって育まれたワインの煌めくミネラル感が日本海の幸をこよなく引き立て、骨太なワインがジビエの旨みを増幅させる。

地元産フルーツで作る自家製コンフィチュールや、露地で育てた濃い旨みのトマトのジュースなど、新潟の恵みがたっぷりの朝食。畑で摘んだ葡萄の葉が食卓を彩る。
地元産フルーツで作る自家製コンフィチュールや、露地で育てた濃い旨みのトマトのジュースなど、新潟の恵みがたっぷりの朝食。畑で摘んだ葡萄の葉が食卓を彩る。

　翌朝の食卓にも葡萄の葉や畑のハーブが添えられて、最後までワイナリーを肌で感じられるはず。

石窯で焼き上げるベーカリー。
石窯で焼き上げるベーカリー。
香ばしいクラスト（皮）に感動。
香ばしいクラスト（皮）に感動。

　土地のパワーが詰まったワインと温泉にひとり浸って満たされて、明日からもがんばれそう。

Winerystay TRAVIGNE
Winerystay TRAVIGNE

Winerystay TRAVIGNE

所在地　新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
電話番号　0256-77-5460
ひとり料金　1泊2食付き38,500円～
ひとり対応　通年可
アクセス　JR内野駅より送迎あり（要予約）

　続きはCREA Due「楽しいひとり温泉。2025」でお読みいただけます。

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2025.01.14(火)
Text＝Kaori Minetsuki
Photographs＝Masahiro Shimazaki

CREA Due 2025年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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