冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか?

 今回は、関東エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

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◆茨城県

◆三ツ石森林公園からの雲海

 浅間山中腹にある三ツ石森林公園は、眺望が人気のスポット。園内にあるログハウス「もりの小屋」からは市の全景を見渡すことができ、天気のいい日には鹿行方面まで一望できます。

 また、寒暖差の大きい晩秋から冬の早朝にかけて気象条件に恵まれると、雲海が出現。街や森林の間を乳白色のもやがゆっくりと流れる様子は幻想的で、朝陽が差し込むと目の前に異世界のような景色が広がります。

三ツ石森林公園からの雲海(みついししんりんこうえんからのうんかい)

所在地 茨城県かすみがうら市上佐谷307-2
http://www.yukiiri.jp/r_annai/mitsuishi.html

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◆栃木県

◆あしかがフラワーパーク「光の花の庭」

 花と光の楽園・あしかがフラワーパークで、毎年10月中旬から2月中旬まで開催されるのが「光の花の庭」。イルミネーションアワードランキング7年連続日本一を誇る人気イベントで、およそ10万平方メートルの敷地に約500万球の電飾による華やかな演出が繰り広げられます。

 プロジェクションマッピングが演出する「日本の四季」や、120mの壁画による「光のバラ園」、さらには、高さ25mのイルミネーションタワーが登場するなどコンテンツが満載。なかでも絶大な人気を誇るのがフラワーキャッスルです。展望台から光の花畑を眺めたり、お城の中で花に包まれたりと、非日常的な空間を満喫できます。

 また、このフラワーパークの象徴でもある大藤棚「奇蹟の大藤」は、藤の花房が緻密に電飾で再現され、風に揺らめく様はまるで本物の藤のよう。それはまさに花と光が織りなす真冬のファンタジーなのです。

開催期間:開催中~2025年2月16日(日)
点灯時刻:〜2025年1月5日(日)16:30頃、1月6日(月)〜2月16日(日)17:00頃
※12月31日のみ休園

あしかがフラワーパーク「光の花の庭~フラワーファンタジー~」(あしかがフラワーパークひかりのはなのにわフラワーファンタジー)

所在地 栃木県足利市迫間町607
https://www.ashikaga.co.jp/

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◆群馬県

◆中止の滝

「中止の滝」は、神流川の上流部にある約35メートルの直瀑。断崖絶壁を豪快に流れ落ちる滝の姿は見ごたえがあり、神流川に落下する滝の中でも第一級と謳われる名瀑です。

 四季折々の景観はいずれもすばらしく、なかでも冬の氷結した姿は圧倒的。展望台からも滝を望むことができますが、滝つぼまで下りて見上げる氷瀑は大迫力。見ごろの時期になると多くのカメラマンがその姿を撮影するために訪れます。

見ごろの時期:2月中旬ごろ

中止の滝(ちゅうしのたき)

所在地 群馬県多野郡上野村楢原
http://www.uenomura.jp/2018/08/post-286.html

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2025.01.04(土)
文=CREA編集部