紳士淑女が集うスコッチ・モルト・ウイスキー協会
香り高いスコッチウイスキーを愛する人は、イギリスだけに限らない。愛好会によるスコッチ・モルト・ウイスキー協会は、世界に14カ所、3万人以上の会員を擁している。協会の最大の目的は、スコッチウイスキーを愛し、分かち合い、楽しむこと。エディンバラの本部と各国の支部では、各蒸留所で熟成されたウイスキーをブレンドせず、そのまま瓶詰にして、会員に提供している。
エディンバラのスコッチ・モルト・ウイスキー協会の館内。まるで邸宅のような雰囲気。
左：スコッチウイスキーとともに味わいたい伝統料理のハギス。右：協会の棚に並ぶのは、樽どうしを混ぜ合わせずに瓶詰したシングルモルト。
協会の使用は会員のみだが、階下にあるレストラン「ザ・ダイニングルーム」では、協会が提供するスコッチウイスキーを飲むことができる。料理は、スコットランド産の牛肉やシーフードなどを使い、ウイスキーとの相性を考えて作られたものが中心。ウイスキー好きなら、ぜひ訪ねてみたいレストランだ。
The Diningroom (ザ・ダイニングルーム)
所在地 The Scotch Malt Whisky Society, 28 Queen Street, Edinburgh, EH12 1JX Scotland
電話番号 +44-131-220-2044
URL http://www.thediningroomedinburgh.co.uk/
営業時間 月曜日12:00～14:30、火～土曜日12:00～14:30、17:00～21:30
定休日 日曜日
【取材協力】
英国政府観光庁 http://www.visitbritain.com/ja/JP/
Britain Park(英国観光最新情報ブログ) http://ameblo.jp/britain-park/
スコットランド観光局 http://www.visitscotland.com/
芹澤和美 (せりざわ かずみ)
アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き！』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト www.serizawa.cn
Column
ロンドン＆スコットランド 美味と伝統を探る旅
イギリスの食は貧しい。――そんな偏見は、今すぐ捨てていただきたい。ロンドンでは2大マーケットをめぐって世界から集った美食を堪能、スコットランドからはこだわりのチーズ工房やスコッチウイスキーの蒸留所をご紹介。大英帝国の食文化は、本当はとても奥が深かった！
2014.05.04(日)
文・撮影＝芹澤和美
