この記事の連載
- 木村柾哉インタビュー【前篇】
- 木村柾哉インタビュー【後篇】
お芝居の「正解のわからない面白さ」
――実際にはそこまでディープな関係の親友はいないという木村さん。INIのメンバーの中で成田に近い人を尋ねると、少し考えてから「(田島)将吾と(尾崎)匠海ですかね」と照れくさそうに答えた。では、木村さんが考える親友の定義とは?
言葉では説明しづらいんですが、何よりも“波長が合う”ことが大事なんじゃないかと思います。例えば、小さい頃からずっと一緒に過ごしていた幼馴染みが、社会人になって、全く違う道を歩んでいても、一緒にいて居心地が良かったらそれは親友と言っていいんじゃないかな。
10代の頃は、学校や部活があるから、共通の趣味や悩みなんかを通して一緒にいることが多いですよね。でも、そういうわかりやすい共通点がなくても、一緒にいたいと思えるなら波長が合うってこと。“波長”って、その人たちにしかわからないものだから、付き合っていく過程で、「自分はこいつのことめっちゃ大切に思ってるな」とか、答え合わせができるかもしれないですよね。
2024.11.03(日)
文=菊地陽子
撮影=榎本麻美
ヘアメイク=Sayaka(MASTER LIGHTS)
スタイリスト=TOGO MANAMI