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夜は名物の牛ステーキとオリジナルビールに舌鼓を打つ

 赤岳鉱泉といえば、夕食に登場する牛ステーキが名物。ボリューム満点、柔らかい食感と肉汁あふれるワイルドなステーキは評判を呼び、ステーキ目当てに訪れる登山客もいるほど。

 

 そんな名物が生まれたのは、現在の小屋当主・柳沢太貴さんの父であり先代・太平さんの「綺麗な小屋とおいしいご飯で登山者に満足してもらいたい」というおもてなしの心から。先代の想いを継いだ太平さんによって、ステーキのクオリティはさらにアップしているそうです。

 さっそく一口頬ばった星野さん、満面の笑みを浮かべました。「肉肉しくてとってもジューシー! 山でステーキが食べられるというスパイスも効いているんじゃないかな。タンパク質が取れるから、筋肉の疲労も回復してくれそうです」

 西原さんは、囲炉裏焼きで食べるスタイルにも感動。「多くの人のご飯を限られた時間で一気に出さなければいけない山小屋飯は、料理が冷めている場合が多いけど、自分で焼いて熱々のうちに食べられるからうれしい!」

 おいしい夕食には、おいしい酒も欠かせない。ワインやチューハイなどさまざまなアルコール類が販売されていますが、せっかく赤岳鉱泉に訪れたなら、ここでしか飲めないオリジナルビールをぜひ。

 赤岳鉱泉が茅野市のクラフトビールブランド「エイトピークス ブルーイング」に依頼して作った「AKADAKE KOUSEN Wheat IPA」は、フルーティな香りと爽やかなキレでビールが苦手な人も飲みやすく、さらにステーキのおいしさも引き立ててくれます。

 夢のような山小屋ディナーを堪能したら、明日に備えてゆっくりおやすみなさい。

レンタルアイテムが充実。名門のシーズンアイテムもチェック

 アイスクライミングが体験できるアイスキャンディ(人工的に造った期間限定の氷瀑のこと)を併設する赤岳鉱泉には、ヘルメットや冬季登攀用のレンタルアイテムが充実。

 またサポートブランドのシーズンアイテムや注目アイテムを着用したマネキンも展示されているので、登山ウェアの新調や買い足しをしたい場合は参考にしてみよう。

モデル
星野絵美里(ほしの・えみり)

ファッション誌やファッションコレクション、大手メーカーのCM・広告に多数出演。ウォーキングやランニングなど体を動かすことが好きで、2020年に熊野古道伊勢路を8日間かけて歩いた。友人に誘われて20代半ばに始めた登山は、年に1〜2回のペースで楽しんでいる。

マムート新宿店スタッフ
西原真妃(にしはら・まき)

2016年入社。吉祥寺のオープニングスタッフを経て、2020年から新宿店に勤務。マムートに入社してから登山にハマり、休みのたびに同僚と山へ向かう。八ヶ岳エリアでは過去に赤岳、天狗岳に登ったことがあり、冬季の硫黄岳にも訪れたことがある。好きな山は屋久島。

焚火遊道

焚き火マイスター/日本焚き火協会会長
猪野正哉さん

メンズノンノモデル出身。モデルやライター、千葉市でアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」を運営するなどマルチに活躍。焚き火を中心としたアウトドアアクティビティを通して、自然の魅力を伝えるために奔走中。著書『焚き火の本』、『焚き火と道具』。

ファッションディレクター/プロモーションプランナー
田中行太さん

ブランドプレスやセールス、セレクトショップのキュレーターやバイヤーを歴任。現在は、ブランドやショップの販売戦略から企画、WEBデザイン、生産管理まで、多くのブランド・ショップのディレクション業を担う。Tシャツブランド「WHO’sMAKING...」主宰。

クレジット

<星野さん>
Blackキャップ6,380円、Blackパンツ18,700円、Brownチェックシャツ14,300円、GrayロゴプリントロングスリーブTシャツ8,800円/すべてマムート

<問い合わせ先>
マムート https://www.mammut.jp/

次の話を読む【まるで天空に続く散歩道】ダイナミックな爆裂火口、赤土のマーブルは必見! 長野県・硫黄岳の旅へ

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Column

心と体を解放するトレッキング旅

幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんがさまざまな旅の楽しみ方をコーディネート。自然もグルメも街歩きも、ワガママに味わい尽くすトレッキング旅のススメ。

2024.10.23(水)
文=平野美紀子
撮影=深野未季
スタイリスト=永田哲也