この記事の連載

 幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんがウェルネスな日帰りトリップをコーディネートする企画「心と体を開放するトレッキング旅」。

 今回は秋冬の日帰りトレッキングで必須のウェアから、山をエンジョイするためのギア選びまでルール仕立てでご紹介。低山やロープウェイでサクッと行けるライトなショートトレッキングの装備の参考にどうぞ。

【連載はこちら】心と体を解放するトレッキング旅

※この時季は積雪している山もあり、その場合は雪山用の装備や登山技術が必要となります。必ず天気をチェックしてからお出かけください。


1.レインジャケット・パンツは晴れの日でも必携品!

 何よりもまず優先して用意すべきはレインシェル。女心と秋の空とは言ったものですが、それは山の天気も同じこと。たとえ晴れ予報でも急な雨に降られることがあるので、必ずレインシェルを持参しましょう。

 スウェーデン発のアウトドアブランド「クレッタルムーセン」のアシーニャジャケットは、同社が独自開発したクータン®3レイヤー素材を使用していて、防水性と耐久性に優れながら340グラムの軽さ! ザックに忍ばせていても重さは気になりません。

 またレインシェルはパンツもあわせて用意すること。サイドジップを備えた「サロモン」のレインパンツなら、とっさの着脱も簡単です。

クレッタルムーセン

https://klattermusen.jp/

サロモン

https://salomon.jp/

2.冷たい風をシャット! 動きやすさも留意して。アウター&パンツ

 肌寒い秋冬の山であっても、歩いていると体が熱くなり汗を掻くことはあります。汗は掻きすぎると衣服が濡れ、汗冷えのリスクも。そのためトレッキングではレイヤリング(重ね着)で体温をうまくコントロールすることが大切です。

 通気性と保温性のどちらも備えた「クレッタルムーセン」のベストラジップフードジャケットは、まさに行動中に羽織るアウターとして秀逸。伸縮性に加えて速乾性のあるニットライナーなので、汗を掻いても常にドライに保つことができます。

 またランナーに絶大な人気を誇る日本のスポーツブランド「ヒアネス」のパンツは、動きやすさとキレイなシルエットが両立されていて、下山後の街歩きにもそのまま穿いて行けます。スマホが入るジップ付きのヒップポケットも便利。

クレッタルムーセン

https://klattermusen.jp/

ヒアネス

https://hereness.jp/

2024.01.17(水)
文=平野美紀子
撮影=釜谷洋史
スタイリスト=永田哲也、田中行太