この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月16日)

» きのうのレシピ「自作イクラ黄身おろしのっけ丼」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.94 盛岡風肉みそのっけうどん

盛岡風肉みそのっけうどん。
盛岡風肉みそのっけうどん。

 久しぶりに手打ちうどん作りを楽しんでいたら、盛岡で食べたじゃじゃ麺、あの名店の味をもう一度食べたくなり、作ってみました。

 「家で作る麺類にはたっぷりの野菜を!」主義なので、今回は肉みそに舞茸を入れました。肉みそにそっときのこを忍ばせて……。ちょっと健康的な気分になれるのでおすすめです。

■材料(1人分)

・うどん:1人前
・豚ひき肉:50g
・舞茸:1/2pc
・にんにく、生姜みじん:各小さじ1

【合わせ調味料】
・八丁味噌、酒:各大さじ2
・砂糖:小さじ1
・黒すりごま:大さじ1
・ねりごま(白でも黒でも):大さじ1
・水:1/4カップ
・ごま油:小さじ1

・ねぎ、きゅうり、紅しょうが:適量
・ラー油:お好みで

■作り方

(1) 合わせ調味料を混ぜる。葱は少し厚めの小口切りにし、きゅうりも少し無骨な細切りにする。うどんは茹でて水気をきり、器に盛る

(2) フライパンにひき肉を入れて中火で熱し、箸でほぐしながら炒める。脂がでてきたら、にんにく、生姜を入れる。香りがたったら、舞茸をほぐしながら加え、合わせ調味料を入れて、とろりとするまで混ぜ合わせる。

(3) うどんに(2)とねぎ、きゅうり、紅しょうがをのせ、お好みでラー油をかけていただく。

 手打ちうどんは荻野恭子先生の『ポリ袋で作ろう! 餃子、めん、パンを』(文化出版局)のレシピを参考に作りました。おいしい粉もののレシピが沢山載っています。すごく簡単にできてビックリしますよ。

荻野恭子著「ポリ袋で作ろう! 餃子、めん、パンを」(文化出版局) 1,650円。
荻野恭子著「ポリ袋で作ろう! 餃子、めん、パンを」(文化出版局) 1,650円。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.16(水)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔