この記事の連載

人生で思わず夜ふかしして読んでしまったマンガは?

◆『青野くんに触りたいから死にたい』椎名うみ/講談社

 天然少女・優里ちゃんとその彼氏・青野くんの、絶対に結ばれない、触れ合えないふたりの、でたらめで切実すぎるホラー&ラブストーリー。

「6巻ぐらいまで刊行されていたタイミングで読み始めたのですが、あまりの面白さと怖さに止めることができず、夜ふかしをして一気読みでした。怪異が怖いのか、それとも、人間の内側から溢れ出る弱さが怖いのか。最新刊も想像を超えてスリリングで、今もっとも目が離せないマンガです」

彩瀬まるさんの「マンガを読むときのマイルール」

「仕事に区切りがついたタイミングで、ドリンクとお菓子を用意し、ベッドに寝そべって読みます。一番リラックスできる幸せな時間です」

2024.09.11(水)
文=大嶋律子(Giraffe)