この記事の連載
大人気のエッセイマンガから、ファンタジーまで。かわいいだけじゃない、時にはわたしたちに力強く生きる勇気を与えてくれる“いきもの”大集合!
小説家、お笑い芸人、書店員など各界のマンガ好きのみなさんが厳選。名作から新作まで、いま読むべき動物マンガ18作品は?
発表! CREA夜ふかしマンガ大賞2024
◆『まめきちまめこニートの日常』まめきちまめこ/KADOKAWA
ニートのまめこと暮らすのは、犬のこまちと猫のタビ。巻を重ねるごとにともに暮らす動物が増えていき、賑やかな毎日に思わずにんまり。
「動物が出てきてかわいいというのもあるのですが、何よりも作者さんのギャグセンスの高さに癒されるマンガ。特徴のある絵柄が癖になる。ニートがだらだらしている話がメインなので、疲れているときにうってつけ」(新川さん)
「もともとまめこさんのブログが大好きなんですが、犬飼い、猫飼いさんには、あるあるがすごいし、ワードとギャグのセンスも良くて癒やされ元気になります」(八木さん)
◆『化け猫あんずちゃん』いましろたかし/講談社
南伊豆にある架空の町が舞台。寺の和尚さんに拾われた猫、あんずちゃんは、30年を過ぎても元気で、いつのまにか化け猫に。2本足で歩き、人の言葉を話すあんずちゃんと町の人々の暮らしを描いた、人情コメディ。
「絶対!『化け猫あんずちゃん』。それは今年の夏公開になったアニメーション作品に私も出演しているから、というのもありますが、発表されたときから大好きなマンガです。オフビートな妖怪マンガです」(澤部さん)
◆『永久機関シマエナガ-シマエナガとカラスさん-さんばいめっ!』青春/KADOKAWA
あざとかわいいシマエナガと、クールで鋭いツッコミを持つカラスが織りなす友情コメディ。
「シマエナガとカラスがコンビでボケとツッコミやっているような雰囲気の4コママンガです。妙に理屈っぽいセリフが、シニカルな笑いを誘うのでクセになります。シマエナガって実物もかわいいけれど、こうしてデフォルメしてもかわいい」(三浦さん)
2024.09.06(金)
文=大嶋律子(Giraffe)