CREA WEBのご近所・地元情報をご紹介

 東京もいよいよ桜の季節。

 テレビでよく紹介される東京で最も有名な桜の名所といえば千鳥ヶ淵。実はCREA WEBのオフィスがある紀尾井町からは徒歩圏内なんです。しかもこの界隈、千鳥ヶ淵だけでなく四谷、清水谷公園など、徒歩で巡れる桜の名所がたくさんあります。

 そこで今回は、CREA WEBとっておきの地元情報を織り交ぜながら、千鳥ヶ淵~四谷~赤坂見附と歩く、桜満喫コースを4回に分けてご紹介します。 一緒にご紹介する差し入れや甘味処のお店の詳細情報は、最終ページに掲載します。

 今年の桜シーズンも、よいお天気に恵まれますように。

都心の知る人ぞ知る八重桜の名所

池の畔には茶室もあり、落ち着いたたたずまいの清水谷公園。
濃淡おりまぜた桜の花の様子が趣深い。
艶やかな枝垂桜も水面に影を作る。

  都心で便がいいのに、意外と知られていない桜の名所が、赤坂見附駅から弁慶橋を渡ったところにある清水谷公園。人でごった返すこともなく、ゆっくりと桜を眺めることができます。

 まずは、清水谷公園の染井吉野や枝垂桜。池の辺りは水面に映る様子が風情があります。

まるで、ぼんぼりの様に辺りを華やかにする八重桜。
道の左右を八重桜が埋め尽くします。

  しかし、なんといっても見どころは、清水谷公園の通りに面して咲く八重桜の並木道でしょう。染井吉野より10日から2週間ほど遅れて満開を迎えます。ぼってりとして、濃いピンクの八重桜の並木道は都心では珍しく、「今年は花見をしそびれた!」という人にもお勧めです。

月と桜の幻想的な光景。こちらは一重の桜です。

 夜桜も、人影が少なく、しみじみとした味わいがあります。

弁慶橋から見た清水谷公園付近の様子。

 ところで四谷見附、赤坂見附につながる清水谷の一帯は江戸城の守りの重要な位置にあり、紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の屋敷が並んでいたことから、その名前より一文字ずつをとって「紀尾井町」と呼ばれています。CREA WEB編集室がある文藝春秋のビルは清水谷公園から地下鉄麹町駅方面へ歩いて数分。1階に喫茶店「春秋館」がありますので、もしご興味があればお立ち寄りください。

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2014.03.29(土)