この記事の連載

◆『ねこに転生したおじさん』やじま/KADOKAWA

 おじさんが交通事故に遭い、猫に転生! 自分が勤める会社の怒りっぽい社長に運良く(?)拾われ、一緒に暮らすことに。同じマンションの住民や犬猫たちとの日常に、ふと笑ってしまう。SNSで毎日更新。

「社会で頑張るおじさんの心の隙間を埋めてくれるのは、すべてねこさん。でも、そのねこさんの中身もおじさんかもしれません……!? SNSでお見かけしたときから心を鷲づかみにされてしまい……。かわいいとは言い難いおじさんたちが、絶妙にキモかわいくて最高です。そして、現実世界でねこさんをみても、おじさんの気配を感じてニヤニヤしちゃいます(笑)。ねこのいる世界、サイコー!」(牧野さん)

推薦者

アニメイト書籍担当
牧野麻紀子(まきの・まきこ)さん

アニメイトの書籍販促(主にBL)を担当。「全国にお店があるので、ぜひ、お近くのアニメイトへ!」
https://www.animate.co.jp/

◆『貼りまわれ! こいぬ』うかうか/秋田書店

 食いしん坊で真面目な主犬公、こいぬ。ある日、会社が倒産したと告げられ、途方に暮れていると不思議な求犬広告を見つけ……。

「ちんまりした目の犬たちには愛らしさと可笑しみが同居している。かわいいうえに、読んだらすっぱり犬の世界に連れていってくれる。現実のいろんなあれこれはさておき、思わず笑ってしまうひとときを作れる、実は力強い作品だと思っています」(みさきさん)

「動物しか出てきません。ぺたぺたシールを貼るこいぬに癒されます」(コミック担当Sさん)

推薦者

マンガ司書
みさき絵美(みさき・えみ)さん

公共図書館、マンガ専門図書館の司書を経て、現在はマンガのアーカイブに取り組んでいる。

推薦者

大型書店勤務
コミック担当Sさん

コミック担当は気付けば30年。中堅だと思っていたらすっかりベテランの域に。マンガはまだまだ紙で買ってしまうので、部屋中マンガだらけ。

◆『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』ナガノ/講談社

 なんか小さくてかわいいやつ=通称「ちいかわ」たちが遊んだり、一生懸命働く姿を描いた、ほのぼの日常マンガ。

「仕事に忙殺されていた一時期、書籍をデスクの上に置いて、気を失いそうになったらページを開いてちいかわ成分を摂取していました。精神的スイーツです」(梅本さん)

推薦者

ブログ「マンガ食堂」管理人
梅本ゆうこ(うめもと・ゆうこ)さん

マンガに登場する料理を再現してブログ「マンガ食堂」で紹介。普段は会社員兼主婦。主な著書に『マンガ食堂』(リトル・モア)。

2024.09.06(金)
文=大嶋律子(Giraffe)