台湾の野山を感じられる野草茶
◆桂花野香茶 5パック240元
野草茶専門ブランド「三玉號 野草茶」。ブランドの創業者は大学院時代から山間部の村々を訪ね歩き、各地の伝統的な野草を研究してきたという蘇立中さん。最近ではミシュランのグリーンスターを取得しているレストランのシェフとともに「iá野植風味學」という台湾の野草に関する本を出版しました。
ここでは、「三玉號 野草茶」のオリジナル野草茶をいくつか取り扱っています。「桂花野香茶」は桑の葉やドクダミ、キンモクセイの花などを用いたもので、優雅な香りが感じられます。野草茶と聞くと「苦い」というイメージを抱きがちですが、こちらは飲みやすくアレンジされているので、まったく心配はいりません。
また、以前、本連載で紹介した「山林的香氣糖漿」というシロップも販売されています。こちらは台湾の原住民族の人々がよく用いるスパイス「馬告」や月桃の種、種無しレモンなどを原料にしており、サイダーに加えると、クラフトコーラができあがります。
現在、「三玉號 野草茶」は実店舗がないため、こちらで購入することをおすすめします。
上質な甘さの日月潭産紅茶を用いたお菓子
◆HOHOCHA喝喝茶 日月潭茶豆 130元
台湾中部の日月潭にある紅茶工場が立ち上げたブランド「HOHOCHA喝喝茶」。ここは衛生面にも優れ、高い評価を得ています。新ブランドでは良質な紅茶を用いたお菓子を開発しており、ピーナッツに紅茶の粉をまぶした茶豆や紅茶クッキーなどがあります。まろやかな紅茶風味がたまらないお菓子です。
2024.08.07(水)
文=片倉真理、撮影=片倉佳史、片倉真理