この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月24日)

» きのうのレシピ「トマトマリネとアボカドのっけカッペリーニ」


vol.41 パセリとカッテージチーズのっけトースト

 苦いは、うまい。歳を重ねるにつれ、苦いものが妙に好きになってきました。

 なかでも、パセリっておいしいなあという思いが年々エスカレーション。誰もが好むようなおいしさではないけれど、なんだか体が求めるんですね。

 さっぱりとしたカッテージチーズと一緒に食べるトースト、たまに無性に食べたくなります。

■材料(1人分)

・好みのパン:1切れ
・刻んだパセリ:大さじ3
・カッテージチーズ:60g程度
・マヨネーズ:適量

A
・オリーブオイル:小さじ1/2
・レモン果汁:1カット分
・塩:ひとつまみ

■作り方

(1) ボウルに刻んだパセリ、カッテージチーズ、Aを入れてよく合える。

(2) パンをトーストしてマヨネーズをぬり、(1)をのせる。

 パセリとカッテージチーズの組み合わせは、原田マハさんの『やっぱり食べに行こう。』(毎日文庫)で知ったもの。

 マハさんがトルコ旅行中、イスタンブールのホテルの朝食で「パセリのサラダ」として出てきたもので、「びっくりするほどおいしく」「パセリをすっかり見直した体験であった」と。

 真似してみたら確かにおいしい。ちょっと塩気を強くすれば、白ワインのおつまみにもいいですよ。

 そういえば、昨日ののりこさんのアボカドとトマトのカッペリーニ、パセリ散らしてもうまそうですな。早速きょうでもやってみます!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.24(土)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔