穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。

ベジ明太子のクリームパスタ

「ベジ明太子のクリームパスタ」マクロビレシピ完成写真

 みずみずしく甘味のある新玉ねぎをさっと加熱して、ベジ明太子と豆乳ソースをからめた春色のパスタは見た目も華やかで気分が盛り上がります! ベジ明太子の材料は、梅干しと豆板醤で味付けしたアマランサス。プチプチお口の中ではじける食感はまるで本当にお魚の卵のようです。磯の香りづけに海苔を合わせることで、不思議と明太子のパスタを頂いているような気分になりますよ。でもコレステロールの心配はなし!! 騙されたと思って是非お試しあれ。

【旬の食材】 新玉ねぎ

「ベジ明太子のクリームパスタ」マクロビレシピに使う新玉ねぎの写真

「新玉ねぎ」(玉ねぎ)は、独特の刺激的な香りの辛み成分にファイトケミカル(植物に存在する天然の化学物質)を豊富に含んでいます。ファイトケミカルの抗酸化作用は老化や様々な病気の原因ともなる活性酸素を取り除き、生活習慣病を予防する働きがあります。また免疫力を高める働きもあるため、アレルギーの改善効果もあると言われています。

 マクロビ的には玉ねぎやカボチャなどのまるい形状の地上野菜(トマトやナスなどの果菜はのぞく)は、陰と陽のバランスのとれた中庸(ちゅうよう)のエネルギーをもつとされ、心身ともに安定したバランスを取ることのできる食材と言われています。体質改善や体の不調を整えるためには積極的に取り入れたい食材です。また、そろそろ花粉症でお悩みの方もいるのでは? 花粉症対策にはぜひ! 甘くて美味しい新玉ねぎを沢山食べて、体質改善に役立ててくださいね。

<次のページ> 「ベジ明太子のクリームパスタ」マクロビレシピ

2014.03.14(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平