この記事の連載
- 東京リバーサイド蒸溜所 #1
- 東京リバーサイド蒸溜所 #2
未来への可能性を感じる新時代のジン
「本来は廃棄されてしまうはずだった素材が、こうしてジャパニーズクラフトジンとして新たな生命となる。すごく未来への可能性を感じる話ですね。そしたらあの『REVIVE(リバイブ)』というジンも何かの廃棄素材から造られているんですか?」(影山さん)
「そうです。『LAST』に次ぐ僕たちのブランドがこの『REVIVE』で、例えばこの『REVIVE from BEER』は飲みごろを過ぎて、廃棄される予定だったビールを原料にしています。コロナ禍の時に出荷されるはずだったビールがただ廃棄されるのは勿体ないということで、買わせていただいて。今ではアイコンのひとつになっています」(小野さん)
店頭では、ジンが販売されているだけでなく、アロマストーンとテスターが設置されており、それぞれのジンの香りを実際に体験することができます。
「こうして香りを購入前に体験できるのはいいですね。ビールを使ったジンはきちんと麦の香りを感じるような気がします。こんなに違いがあるとは思いませんでした。私は少しドライめな香りが好きかも。実際に飲んでみたくなりますね」(影山さん)
2024.05.18(土)
文=CREA編集部
写真=佐藤 亘