この記事の連載
- スペース・マウンテン#1
- スペース・マウンテン#2
幼なじみのような「スペース・マウンテン」
クローズが発表された後は常に60分以上の待ち時間が発生している「スペース・マウンテン」。筆者が訪れた日も、80分待ちがデフォルトになっていたため、さすがにエスカレーターでの写真撮影は諦めました。
ところが、いざエスカレーターに乗り込もうとすると、よく遊んでいた幼なじみのような「スペース・マウンテン」がどこか違って感じられるのです。
その原因は、アトラクション正面に飾られた「The Final Ignition!」のバナーデザインでした。施設に入ってからも「こんな感じだっけ?」と思い返すこと多数でしたが、冷静に考えると、昔はとにかくライドに乗ることしか考えていなかったので、施設の様子などろくに見ていなかったのです。あんなに何度も乗ったのに……、と反省しきり。
せめて最後に思い出として写真に残そうとスマホを取り出すと、「撮影禁止」の注意書きが。機械に頼らず、目と頭でしっかり記憶に残しながら宇宙船へと向かいました。
2024.04.16(火)
文=相澤洋美
写真=佐藤 亘